スープストックの世界観をぶち壊して学んだこと

この前、スープストックへ行ったんです。

ス－プストックって素敵ですよね。

特に、女性のニーズに応えている感じがして。

その理由としては

・一人で入りやすい

・ちょっと小腹がすいたときにもちょうどいい量

・野菜がたくさん入っている

・期間限定メニュー

などなど、ざっと挙げただけでも、こんなに魅力が詰まってるんです。

先日、私が入ったときにも

お疲れ気味のOLさん、面接対策している就活生、子供連れの主婦など…

店内には圧倒的に女性の姿が目立ちます。

実にいろいろな層のニーズに応えているなぁ、素敵だなぁと。

私もそんな女性のうちの一人として、寒い日に冷えた体を温めるべく、スープストックへ入りました。

でもその時、めちゃくちゃ急いでいたんですよね。

3月からのアメリカ留学へ備え、

今年に入ってから週に一回、仕事終わりに特訓へ通っているのですが

あと20分で授業が始まるタイミングだったんですよね。

でもこのままじゃいけない、なにか食べないと身が持たない。

そこで、ずんずん歩いていたとき

道すがらふと目に留まった

スープストックへ入り

期間限定メニューである

野菜と鶏肉のトマトシチューを頼み

席につき、食事を渡されたのですが

10分もせずにかきこんでしまったんですよね。

時刻は夕方。

店内にいる人たちはみな

今日一日のこれまでのことを振り返ったり、

これからのもうひと頑張りに備えたり、

疲れた体にほっと一息つかせたり。

それなのに私という人間は

10分以内にすべての食事をかきこみ

ガタッと席を立ってしまったのです。

隣のおばさんがビクつくくらい、それはもうガタッと。

所作。

それはスープストックではなく、完全に日高屋によくいるおっさんのそれでした。

店員さんが丁寧に注いでくれた具だくさんのスープを、ライスと一緒にじっくり味わうどころか、ものすごい威勢よく流しこんでしまったんですよね。

鶏肉もブロッコリーも、もはや関係ない。

そこにあるのはただ空腹を満たすだけという作業。

なんか、店を出てから泣けてきてしまって。

私、スープストックの世界観ぶち壊したなぁって。

最初から日高屋行けばよかったじゃんって。

日高屋のラーメンで餃子流し込んでおけば、こんなに自分と他人を傷つけることなんかなかったんです。

それなのに。私は。

いつの間にこんな人間になってしまったのでしょう。

おしゃれで、日々頑張っていて、たまに泣きたくなって、それでも前を向いて。

そんな世の女性たちの仲間入りした気になって。

なにをかっこつけていたんだろう。

寒空の下、思ったこと。

ー今度から急いでいるときには、もっと心に余裕をもって、日高屋でラ餃チャセットを頼もうー

そんな風に、また一つ成長したのでした。

※ちなみに、日高屋によくいるおっさんたちも毎日頑張っているし戦っています。

日高屋ではさほど待たずに食事にありつくことができるうえ、特にラ餃チャセットに関しては半ラーメン、半チャーハンに餃子が3個ついてきて５５０円という、この地球上で最強のコストパフォーマンスを誇る素晴らしい内容となっています。

スープストックと日高屋。

みんな違って、みんないい。

TPOに応じてその時々の自分に合ったほうを選びましょう。

おわりー！